ボヘミアンラプソディみました@立川シネマシティ
今最もアツい映画と言っていいのではないでしょうか。
ボヘミアンラプソディ
人によっては君の名を凌駕する勢いでリピートしているほどとか。
フレッシュな状態で感想を書き残しておければと思い、よろしければお付き合いください。
※前提
・クイーンの曲は、有名な曲数曲知っている程度
・ほぼ平成生まれ世代のため、生きている時の音楽は聴いたことはない
フレディ・マーキュリー。自分という型を抜け出すために改めた名前だ。
家族は移民で、見た目も整っているわけではない。
退屈な日々を送っていた彼が、ある日ライブハウスで出会ったバンドに声をかける。
全てはここから始まるーーー。
そんな彼の半生を描いたのが本作品だ。
もちろん、一人の人間の人生を、2時間ちょっとで表現するためには削らなければいけないことが多い。
クイーンの仲間との出会い・恋人との出会いと別れ・スターへの道・名曲誕生の瞬間など、かならテンポよく展開している。気にする人にとっては、人物描写が少ないとか、感情移入しにくい、という意見も出てしまうかもしれないほどだ。
でも、全てそれでよかったと本作のラストで気づく。
フレディの全力のパフォーマンスで観衆と一体になっている姿に彼の生き様を見て、
曲の歌詞一つ一つに、フレディが抱え感じてきた思いが届いてきたからだ。
最後のWe are the championに涙が止まらなかった。
頭ではわかっていたつもりだったが、
彼の苦悩や孤独がじわじわとしみ込んでいたのだ。
見終わったも、その寂しさがどれほどだったか想像できない。
私はセクシャルマイノリティでもないし、彼とは価値観が似ているとも言えない。
感情移入ができているかといえば、難しかったかもしれない。
それでも、ライブエイドの姿は、強くメッセージを残してくれた。
自分自身に生きろ、と。
過ちもたくさん犯したかもしれないが、最後に大切なものと共に輝いたフレディ。
ぜひ、たくさんの人にフレディという生き様を体感してほしいと思った。
魂のステージを復活してくれた、ラミマレックを始め出演者・スタッフの方々に感謝!
追記:
必ず必ず、音響が素晴らしい映画館で鑑賞することをお勧めします。
私は、音楽が生える映画については、必ず立川シネマシティでみることにしています。
音響のこだわりが尋常じゃない。
「君の名は」で、黒板とチョークが当たる音を聞いてから、この映画館の
極音上映の大ファンになってしまっています。